今回の記事では、アニメ化も第2期がスタートして大人気の『シャングリラ・フロンティア』についての記事です。

『シャングリラ・フロンティア』といえば、その独特な世界観と魅力的なキャラクターたちで多くの読者を魅了している作品ですが、今回は本日執筆時点での最新の20巻と19巻の表紙デザインについて語らずにはいられず、想いに駆られて執筆してみました。この2巻の表紙デザインを見たときに「イカしてるな～」と思ってしまいました。

『シャングリラ・フロンティア』とは？

『シャングリラ・フロンティア』は、フルダイブ型のVRゲームが主流となり、ディスプレイを使用してプレイするゲームがレトロゲームに分類されるようになった近未来が舞台で、主人公・陽務 楽郎（ひづとめ らくろう）がフルダイブ型VRゲーム「シャングリラ・フロンティア」をプレイしていく模様を描いた作品。

主人公・陽務 楽郎（ひづとめ らくろう）とは？

フルダイブ型VRゲームが主流となった近未来において、向上した映像技術にシステム面が追い付いていない、いわゆる「クソゲー」と呼ばれる人から忌み嫌われるようなクソゲーをこよなく愛する「クソゲーハンター」を自称する「クソゲー廃人」「クソゲーマニア」である男子高校生。

数々のクソゲーをプレイして培った理不尽耐性と磨き抜かれた反応速度と人並外れた集中力など卓越したプレイヤースキルを持っている。どのゲームをプレイするときでもプレイヤーネームは「サンラク」で統一している。由来は本名の「陽務 楽郎」から「陽」と「楽」を取り、「陽」＝「太陽」＝「SUN」＝「サン」に置き換え、「楽」はそのまま「ラク」をくっつけた形。

ゲーム序盤でVRゲーム「シャングリラ・フロンティア」の世界において「七つの最強種」と呼ばれる7体のユニークモンスターの内の１体「夜襲のリュカオーン」とエンカウントし、類稀なる反応速度とプレイヤースキルで白熱したバトルを繰り広げた結果、クソゲーの対極にある神ゲーと呼ばれる「シャングリラ・フロンティア」にどっぷりとハマってしまう。

ヒロイン・斎賀 玲（さいが れい）とは？

言葉遣いも礼儀作法も正しい完璧超人で、校内でも有名な美少女。リアルでの楽郎とは高校の同級生であり、中学生時代から楽郎に思いを寄せている。楽郎と共通の話題を持つべく、彼行きつけのゲーム店「ROCKROLL」で数々のクソゲーにチャレンジしてみるなど涙ぐましい努力をしている恋する乙女。だが、あまりの難易度に阻まれてクリアできずに話題作りができず。。。それを見かねた「ROCKROLL」の店主の岩巻 真奈が仲を取り持つために、玲がプレイしている「シャングリラ・フロンティア」を楽郎に薦めたことで、関係構築のきっかけとなった。ただ、玲はゲーム内でも積極的にしゃべりかけることができない奥手な性格のため、関係の進展は遅々として進まず。

「シャングリラ・フロンティア」内でのプレイヤーネームは「サイガ-0（サイガゼロ）」。文字通り、本名のもじりからきている。リアルでは女性だが、ゲーム内では大柄で筋肉質な男性アバターを使い、全身鎧に体験を装備した重武装のアバターを使っている。「シャングリラ・フロンティア」で最高瞬間火力を出したプレイヤーに贈られる称号【最大火力】＜アタック・ホルダー＞保持者として有名。リアルで実姉である「サイガ-100」の誘いで加わった、ユニークモンスター・夜襲のリュカオーンの討伐を最終目標とするクラン「黒狼（ヴォルフシュバルツ）」の有力なメンバーとしても有名。

「七つの最強種」とは？

VRゲーム「シャングリラ・フロンティア」の世界において、それぞれ1体ずつしか存在しないNPCモンスター。高い知性を持つ存在として別格の扱いをされており、サンラクが「夜襲のリュカオーン」と遭遇した時には、まだ誰にも倒されておらず圧倒的な存在として、プレイヤーにとって畏怖の対象であり、攻略しがいのある対象でもある存在。

アニメでは第19話の時点で「墓守のウェザエモン」の名前が告知されたことにより、名前が分かっているものとして5つまで確認されて「不明枠は残り2つ」と言われている。アニメ第27話：第2期第3話（漫画第7巻）にて、二つ名まで含む5体の名前が明らかになった。

• 夜襲のリュカオーン
• 墓守のウェザエモン
• 深淵のクターニッド
• 天覇のジークヴルム
• 冥響のオルケストラ

残り2つは原作の小説では登場しているようですが、漫画、アニメではいつ登場してくるのでしょうか？期待が高まります。

漫画第19巻と第20巻の表紙のデザインについて

ここからは漫画第19巻以降の内容を含みますので、ネタバレ注意となります。まだ追いついていない方、ネタバレしたくない方はご注意ください。

漫画第19巻の表紙のデザインについて

19巻の表紙には、主人公のサンラクとサイガ-0が共に描かれています。サンラクは、クターニッドの城にあった玉座に座り、ひじ掛けに頬杖をついて不敵な顔をして、おまけにエムルがひじ掛けの上に立ちポーズ。サイガ-0は力強く守護するような立ち姿で玉座の前でまるでサンラクを守護するかのように立っています。

漫画第20巻の表紙のデザインについて

20巻の表紙は、クターニッドの能力で性別が反転したサンラクとサイガ-0が描かれています。サンラクの女性化したアバターは野性味のあふれる活発な美少女という印象のアバター（巨乳）で、サイガ-0の方は元のアバターとは打って変わって可愛らしい印象のアバターアバターですが、ちゃっかり男性アバター時の鬼の顔の仮面を頭に付けています。ちなみにエムルは兎の女の子ですが、性別反転により、20巻の表紙に写っているときは男の子になっていると思われる。股間は綺麗に兎月によって隠されているが、きっとそうだと思う。

漫画19巻と20巻の物語と表紙のデザイン

漫画19巻の後半から始まる深淵のクターニッド戦での性別反転したアバターが漫画20巻の表紙に描かれたことによって、漫画19巻と20巻を並べて見たときに「このデザインイカしてるな～」と思っちゃったんです。

20巻の白熱するバトルシーンでも、お互いが守り、守られの攻防を繰り広げる様子が19巻の玉座を守る騎士のような立ち姿で描かれていたとしたら熱いな～とも思いますが、それよりもそれぞれの表紙での立ち位置が対照的に反転し、性別も反転し、サイガ-0の武器も上下が反転し、エムルも玉座の上から下に、サンラクも武器の着脱で反転し、色々な要素が反転して描かれていて、「深淵のクターニッド」の反転能力をテーマとしたイカした描かれ方だと思って、一人で感動してしまってずらずらと書いてしまいました。

次巻も今後の展開も気になる作品ですが、改めて『シャングリラ・フロンティア』の物語に浸ってみてはいかがでしょうか？19巻と20巻を並べて見ると、きっとそのデザインの妙に感嘆し、さらに作品への愛が深まることでしょう！

『シャングリラ・フロンティア』って乳首が見える？

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